人生最後のプログラム

2015.04.09 Thursday

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     声と役者の新事務所《じゃがいも村》が歩みだした。
    結果として、己の予想をはるかに上回る所属希望者の人数になってしまい、
    正直、戸惑いと不安、己の責任の重さを痛感するばかりである。
    しかしもはや後退はできぬ。
    暗中模索、ゼロからのスタート。
    それでもいつの日か、多くの音響制作会社、そこに関わる人々から認知され、
    所属タレント一人一人が声と役者のプロとして、
    現場で良い評価をしてもらえる仕事の出来るよう、

    己の人生最後のプログラムを、ひたすらメゲズに遂行するよりシャーナイ!
     四月に入って、声の業界のいろいろな方々から、
    今は「何もない」この新事務所に対し、応援と励ましの言葉を頂いた。
    ホンマにウレシイ!!
     

    《じゃがいも村》 ― 声と役者の事務所 ― 発足!

    2015.04.03 Friday

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       アレヨ、あれよという間に4月。
      先月から今月にかけて、
      己の身辺事情に大きな変化があり、
      未だバタバタ・アタフタしとるうち、
      花見を愉しむゆとりもなく、早、桜は散り始めた。
       今、己は己の肉体的老化を忘れ、
      人生最後の、そしてたぶん最大の挑戦に臨む。
      3月一杯で、これまで声優として所属していた事務所を離れ、
      この4月1日に、声と役者の事務所、
      〈じゃがいも村〉を発足させたのだ。
       この新事務所には、4月から5月にかけて、
      10人を超えるタレントが所属する予定。
      声優として、およそ実績のない人ばかりで、
      マネージャーも全くの新人が一人。
      まさに小船で荒れた海へ出るようなもの・・・。
      先行き不安がないといえば嘘になるが、
      それなり描く己の夢も期待もある。
       とにかく今、失うものはあまりない。
      絵に描いた餅にならぬよう、
      丁寧に、心をこめて餅つきをするほかない。

      〈じゃがいも村〉HP http://jagaimomura.wix.com/mugi/

       

      松尾一男さん

      2015.03.22 Sunday

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         画家の松尾さんとのお付き合いは、
        かれこれ二十五年にはなるだろう。
        己が知り合ってからの松尾さんは、
        とにかくバーコード一筋の世界にこだわっており、
        毎年いくつかの作品展に参加し、ときに個展もする。
        〈バーコード〉。
        商品の包装の一部に必ずついてるアレだ。
        もちろん松尾さんのバーコードは、
        実際のアレのように薄っぺらなものではない。
        立体的、かつ重厚。
        不気味にギラつき、黒光りして、
        文明社会の存在と価値を、いつも己に問いかけてくる。
        で、そのバーコードは、あるときビアノの鍵盤だったり、
        何本もの鉄路だったり、未知の惑星の建造物だったりして、
        己の脳内をいろいろかき乱してくれるのだ。
         明日、3月23日から始まる松尾一男さんの個展、
        「記憶と記録」(彼の絵はすべてこの作品名)は、
        銀座・京橋〈ギャラリー檜BC〉で28日の土曜日まで。
        (11:30〜19:00 03-6228-6364)
         はたして今年のバーコードは、
        己の脳に、どんなものになって見えるのだろう?
         

        ブログの更新

        2015.03.18 Wednesday

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           この《一期一会》のブログをはじめてから、
          己は何かに駆り立てられてでもいるかのように、
          ほぼ毎日のように更新して、ページを書き換えてきた。
          しかしここにきて、少しそんな自分に疲れてきた。
          で、毎日のように更新するのはもうヤメタ。
          今後は、己自身がどうしても発信したいときのみ更新させていただく。
          スンマッセン!
           

          古木の欅の下で・・・

          2015.03.17 Tuesday

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             自宅に近い散歩道に、一本の大きな欅の古木が立っている。
            昼下がり、もう百寿にでもなりそうなジイさんが、
            その古木の下で、コンビニ弁当のようなものを、

            黙々と、たっぷり時間をかけて食ッとった。
            実に言葉にならんほど、不思議な絵のような風景だった。
             若き頃の己は、貪るようにガツガツとメシをたいらげ、
            「ゲヒンだからゆっくり食べろ」と、よくオンナにシカラレタもんだ。
            それが今では否応なく、このジイさんのように、
            メシを食うのにジョオヒンで時間がかかる。

             ジイさんは、一口入れてはモグモグ・モグモグ・・・。
            まるで残された人生の余韻を噛みしめてでもいるかのように、
            落ち窪んだ小さな目で、一心に弁当を睨みながらモグモグ・モグモグ・・・。
             己は、ふとゴヤの『黒い絵』の中の、「食事をする二老人」を頭に浮かべた。
            読書と食事をしている、不気味な髑髏のような老人二人・・・。
             己は、ジイさんの傍らに座って、チト世間話の一つもしようかと思ったが、
            あまりにあの絵とそっくりになりそうなのでヤメタ。
             

             

            春・・・

            2015.03.16 Monday

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              春の陽気だなあ
              それにしても慌ただしい春だなあ
              のんびりできず
              いろいろ悩める春だなあ・・・
               

              人間関係

              2015.03.15 Sunday

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                 己は組織の中で生きるのが苦手。
                それでも若い頃は大きな劇団に11年もいた。
                しかしその集団組織の中で、自身の居場所や役割を見失い、
                ポジティブな価値を感じられぬまま退団した。
                以来、あちらこちらの芸能・声優プロダクションに所属したが、
                それは常に個人事業種としてであり、
                会社組織としてのプロダクションの一員になったわけではない。
                止めるのも首になるのも自分次第、プロダクション次第。
                役者や声優はホンマニタイヘンダ・・・。
                 そんな己の歩んできた過去のせいか、
                四十代までの己は、どちらかといえば唯我独尊、
                人間関係より、己個人の考えに重きをおいて生きてきた。
                 人とのつながりの大切さ、ありがたさ、
                いろいろなつながりの中で生まれる歓び、尊さ、
                そんなアタリマエのことを徐々に感じるようになったのは、
                遅きに失する感もあるが、五十を過ぎてから・・・。
                劇団を離れ、15年余のブランクを経て、
                己がすべての責任をもって、再び芝居をするようになってからだ。
                自身で企画を立て、制作・演出・出演する公演を積み重ねる中で、
                唯我独尊だけでは、よい舞台を創造するのはムツカシイと、
                身に染みて感じるようになった。
                 この二十年余、多くの共演者やスタッフはもちろん、
                さまざまなお客様との出会いやお付き合いの中で、
                己は多くのことを教えられ、学び、今がある・・・。
                これから先、己が学んだこの人間関係の大切さを、
                語り同人《じゃがいも》でお付き合いしている仲間たちに、
                可能な限り伝えていければいいなあ・・・と、思ってはいる。
                 

                放哉と山頭火

                2015.03.14 Saturday

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                   吉村昭の小説『海も暮れきる』を読んでから、
                  己は尾崎放哉という俳人に興味を持った。
                  彼は自由律俳句の双璧として、
                  よく種田山頭火と比べられるが、
                  その破天荒な生き方、酒乱で貧乏、
                  まともでない死に様は確かに似ている。
                  しかし句から受ける印象はずいぶん異なる。
                  山頭火の句には、
                  こよなくのどかさや楽天を感じるが、
                  放哉の句には、
                  切羽詰って生きる喘ぎが色濃い。
                   
                  酔うてこほろぎと寝ていたよ (山頭火)
                   
                  血がにじむ手で泳ぎ出た草原 (放哉)
                   

                  ああ、ガキ仲間・・・

                  2015.03.13 Friday

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                     ガキの頃、毎日のように遊んだ己のガキ仲間。
                    今や皆、六十代後半から七十代。
                    トーちゃん、ヒデちゃんはすでに亡く、
                    セーちゃんはアルツハイマーが深刻らしい。
                    マサトちゃんは、ずいぶん前から行方知れずで、
                    未だ健在なのは、ローちゃん、ケンちゃん、
                    そしてナオちゃんとオノレだけ・・・。
                     彼らとほとんどお付き合いのなくなった今、
                    互いに共有しとるのは、ガキ時代の思い出だけかもしれん。

                    大人になって刎頸の交わりにはならんかったが、
                    ガキ仲間で共有しとった喜怒哀楽の遠い日々は、
                    ときどき鮮明な映像で己の脳裏によみがえる・・・。

                    チンチン電車

                    2015.03.12 Thursday

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                       現在、東京に残る路面電車は、都電・荒川線だけだよな?
                      東急・世田谷線は路面電車ではないような気がするけど・・・。
                      ま、それはさておき、己のガキの頃は路面電車全盛。
                      別称「チンチン電車」というとったが、
                      発車時の合図に、車掌さんが紐を引いてチンチンと鳴らす音は、
                      七十過ぎたこの歳になっても、
                      レトロな風景と共に、この耳にこびりついとる。
                      何かとよく乗って、いや、乗らざるをえなくて、
                      少年時代は運転席のすぐ後ろに立ち、
                      まるで自分が運転しているかのような気分で、
                      前方の風景と、運転手さんを見つめとった。
                      そう、チンチン電車の運転手さんは、
                      己の少年時代、まさに憧れの存在だったわい。
                       東京の路面電車は、
                      最盛期には41系統、総延長213kmに及んだという。
                      が、今、全国で路面電車が走っているのは19都市のみ、
                      路線総延長も238kmで、最盛期の6分の1以下だそうな。
                       いくつもの路線が交差し、あの短い駅間を、
                      すぐ前を走る路面電車を見ながらノロノロ走る。
                      チンチンと玩具のような合図を出す、あの懐かしい路面電車は、
                      もはやどこにも走っとらんのか?
                      否、己の記憶の中では、チンチン・ノロノロと、
                      未だ元気に走り続けとるわい。